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感染症

感染症とは

感染症とは

細菌やウイルス、寄生虫などの病原体が体内に入り込むことで、ヒトは様々な病気を発症しますが、これらを総称して感染症と言います。なお肺炎や風疹は数ある感染症の中のひとつです。病原体は体内に定着することで活動を始めていくわけですが、これが少しずつ増えていき(潜伏期間)、ある程度の数に達すると発熱や腹痛など様々な症状が現れるようになるのです。感染症は体が衰弱していくご高齢の方、免疫が整っていない子どもが罹りやすいです。

なお感染症の感染経路には、咳やくしゃみによる飛沫感染、空気中を漂う病原体を吸い込むことで体内に入って感染する空気感染、触れることでうつる接触感染、血液から感染する血液感染、人以外の動物からうつるベクター感染などがあります。

主な感染症

肺炎

肺炎とは、主に細菌やウイルスなどの微生物(病原微生物)が肺の中に入ることで感染し、その名の通り肺に炎症が起きている状態を言います。症状としては、高熱(38℃以上)、激しい咳や痰、呼吸困難になるほどの息苦しさ、胸痛などが現れます。この状態が1週間以上続いている場合は肺炎が疑われます。

もっとも健康体の方であれば、人間の体に元々備わっている様々な防御機能が働いて病原微生物を排除するのですが、何らかの原因で体力や抵抗力が落ちていたり、病原微生物の感染力の方が防御機能よりも上回っていたりすると肺炎に罹ってしまいます。とくに高齢者や慢性の病気を持っている方などが罹りやすく、しかも治りにくい傾向があります。

肺炎は、その元となる病原微生物(肺炎球菌など)を死滅させる必要がありますので、それらに対抗する抗菌薬(経口抗菌薬)による治療が中心です。そのほか対症療法として、咳を鎮める鎮咳薬、解熱薬、去痰薬、気道を拡げる気管支拡張薬などが、症状に応じて用いられます。

気管支炎

風邪を発症したことで弱った気管支(気管から肺に向けて左右に枝分かれした部分)の粘膜に細菌やウイルスなどの病原微生物が入り込んで感染し、炎症を起こしている状態が気管支炎(急性気管支炎)です。なお、原因の多くはウイルスですが、インフルエンザ菌や肺炎球菌などの2次感染で起きることもあります。症状としては激しい咳や痰が出るほか、全身の症状として、発熱、食欲不振、全身倦怠感などがみられることもあります。

治療については、元々健康な方であれば特別な治療をしなくても数日後には自然に治癒します。なお気管支炎には特別な治療はなく、対症療法が中心で鎮咳薬や去痰薬、消炎鎮痛薬、解熱剤などを用います。

百日咳

百日咳菌と呼ばれる細菌が接触感染や飛沫感染によって喉に感染することで発症する病気です。多くの場合、7~10日間ほどの潜伏期間を経てから発症します。子どもによく現れますが、小児の定期予防接種のひとつである4種混合ワクチン(もしくは3種混合ワクチン)を接種することで、患者数は減ってきています。なお成人になってワクチン効果が減弱した方に感染するケースも最近ではよくみられております。

症状としては、風邪のような症状(軽度な咳、鼻水、結膜の充血)から始まり、だんだん咳の症状(回数や程度)が強くなっていきます。次第に発作性の咳(小刻みな咳が連続的に起こり、痰が出ることでおさまる)がみられるようになります。このような咳は2~3週間ほどで和らぎますが、その後は発作性の咳が時々現れるようになります。乳幼児が罹ると重症化しやすく、無呼吸発作などを起こすこともあり、生後6か月未満の場合は死に至るケースもありますので要注意です。なお学童期の小児、成人が発症した場合は、長期間続くとはいえ咳の症状が軽いケースが多いこともあり、感染自体を見逃しがちになります。そのため、気づかないうちに乳児と接触して感染させてしまうということもあります。

なお、治療についてはマクロライド系抗菌薬を使用しますが、場合によっては気管支拡張薬を用いることもあります。

膀胱炎

大腸菌などの腸内細菌が、尿道から膀胱内に入り込むことによって、これら細菌が繁殖し、膀胱粘膜に炎症を起こしている尿路感染症が膀胱炎です。なかでも尿道が短い女性は、膀胱に細菌が入りやすいことから、女性に多い疾患でもあります。体の抵抗力が落ちていたり、おしっこを極端に我慢した後、また性交渉後などに発症しやすいと言われ、繰り返される方も多い病気です。膀胱炎には急性と慢性の2つのタイプがありますが、一般的に膀胱炎と言う場合は、急性膀胱炎のことを意味します。

主な症状は、頻尿、排尿痛(排尿が終わる頃に強い痛みが出る)、尿混濁のほか、残尿感や排尿時の不快感などが現れます。なお、慢性の場合は、症状が軽度であるか無症状ということもあります。

膀胱炎が疑われる場合は、尿培養検査や医師が必要と判断した場合に超音波(エコー)検査なども行い診断をつけます。検査の結果、治療を要するとなった場合は、抗菌薬などを服用します。症状は数日で改善しますが、自己判断で服用を止めることはしないでください。また、再発予防といった件からも、日頃から水分をよく摂取し、尿をたくさん出すことを心がけ、尿をなるべくがまんしないようにしてください。

腎盂炎

腎盂炎も膀胱炎と同様に大腸菌などの細菌感染が原因で発症しますが、膀胱内に細菌が繁殖して炎症を起こすのが膀胱炎なのに対し、腎盂(腎臓の内側)にまで細菌が及ぶことで炎症が起きている状態が腎盂炎です。

腎盂炎には急性と慢性の2つのタイプがあり、急性腎盂腎炎では38℃以上の発熱、嘔気を伴い、倦怠感もみられます。さらに腎臓に痛みなどを感じるほか、残尿感や排尿時痛が現れる場合もあります。一方の慢性腎盂炎は、急性腎盂炎の治療が十分でない状態、症状が現れずに長期化した、再発を繰り返す場合などに慢性化します。はっきりした症状はあまり見られませんが、悪化が急激な場合は発熱、背中や腰のあたりに痛みが生じます。

治療については抗菌薬の使用が中心で、症状が改善しても細菌が残ることもあるので、再発防止のためにも、完治するまでしっかり治療するようにしてください。また予防対策として、日頃から水分をよく摂取し、排尿を促すことも大切です。

ヘルペス

ウイルス感染症のひとつで、単純ヘルペスウイルスの感染によって起きる疾患です。主に皮膚の小さな外傷部や口腔、眼、生殖器粘膜から侵入していきます。同ウイルスは顔にできる1型と外陰部や臀部などの下半身にできる2型の2種類があります。1型(単純ヘルペスウイルス1型)については口唇ヘルペス、2型(単純ヘルペスウイルス2型)については性器ヘルペスと呼ばれることもあります。

口唇ヘルペスでは、口唇およびその周辺にかゆみや違和感を覚え、数日が経過すると口唇あたりに浮腫性の紅斑が生じ、小さな水疱が集結するようになります。その後に膿疱やびらん状態から、かさぶたを形成するようになり、1週間ほどで治癒します。なお人によっては、痛みや発熱などの強い症状が現れることもあります。一方の性器ヘルペスは、性行為による皮膚・粘膜病変部との接触によって感染します。主な症状は、性器のかゆみや不快感で、その後に水泡、びらんが生じます。

治療では1型、2型ともに抗ヘルペスウイルス薬を使用します。服用タイプと塗り薬(外用)がありますが、症状の程度や発症場所などによって適切な方を使用します。

ちなみに同ウイルスは一度感染すると神経節にウイルスが棲みつきます。そのためストレスや疲労あるいは発熱などにより症状が何度も再発するようになります。現在のところヘルペスウイルスを完全に体内から除去させる治療法は確立されておりませんが、初回の発症時と比べると軽いことがほとんどです。

風しん

病原体が風しんウイルスで感染者の咳やくしゃみなどで飛び散ったウイルスによって感染するのが風しんです。4~10歳頃の小児に感染することが多く、同疾患に罹った3割ほどの患者様は感染しても症状が現れず、そのうちに治ってしまうこともある(不顕性感染)と言われています。

症状が現れる場合は、3週間ほどの潜伏期間を経た後に37~38℃の発熱のほか、顔に発疹(赤いぷつぷつ)が現れるようになり、それが全身に広がるようになります。また耳から首にかけて腫れがみられます。なお、これらの症状は特別な治療を行わなくても3~4日で治まることから、3日はしかとも呼ばれています。

なお妊婦の方が感染し、お腹の中の赤ちゃんにも感染するようになると出生後に難聴、白内障、心臓病の異常などの障害が起こることがあり、これを先天性風疹症候群と言います。そのため妊婦の方は感染者にできるだけ近づかないようにしてください。

風しんについては、それ自体に効く薬というのはありません。そのため、症状に応じた治療(対症療法)を行うことになります。なお子どもの場合、現在は定期の予防接種としてMRワクチン(風しん・麻しん混合ワクチン)の2度摂取を行っています。ただ以前は定期のワクチン接種でなかったり、1度でよかったりといった時期がありました。このような時期に生まれた方で妊婦と接種する機会の多い方は、同ワクチンの接種を必ず行ってください。

麻しん

麻しんウイルスが病原体で、飛沫感染、接触感染、空気感染により感染し、感染力が強いことでも知られています。6歳頃までの小児に罹りやすい病気ですが、成人にも感染します。

10~12日間ほどの潜伏期間を経た後に発症し、38℃くらいの発熱、風邪のような症状(くしゃみ、鼻水、のどの炎症による痛み)、倦怠感、結膜炎などが現れ、赤ちゃんの場合は下痢の症状も現れます。その後、口内に白い斑点、顔の周囲に発疹(赤いブツブツ)が生じ、それが体中に広がっていきます。発疹については、赤いブツブツが暗い色になって、ゆっくりとなくなっていきます。

なお麻疹で注意しなければいけないのは合併症で、とくに肺炎や中耳炎といった気管の炎症、脳の炎症などが起きやすくなっているので注意が必要です。発症から4日ほど経っても熱が下がらないという場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

治療は主に対象療法となります。つまり熱がある場合は解熱剤、咳が止まらない場合は咳止めを用います。このほか合併症が起きないように抗菌薬を使用することもあります。なお、麻しんは小児で行う定期の予防接種、MRワクチン(風しん・麻しん混合ワクチン)を2回接種することで、高確率で予防できます。成人の方で麻しんに罹ったかどうかわからない、あるはMRワクチンを受けたか不明という方は、検査をすれば判明します。大人では、MRワクチンの接種は有料になりますが接種できます。

院長
道佛 雅克
副院長
道佛 晶子
住所
〒205-0001
東京都羽村市小作台2-7-16-1F・2F
アクセス
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電話番号
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診療科目
内科・小児科・婦人科
内科・小児科 診療時間
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